ポルシェ初の量産車356の最終モデル”356C”の入庫です。
世界的に名の知れたスポーツカーメーカー”ポルシェ”の元祖となる356は今からさかのぼる事70年以上前、ポルシェの創始者”フェルディナント・ポルシェ氏”により基本コンセプトを
「軽量・高剛性かつ居住性が高く、空力の良い車体にパワーは無くても効率の高いフラット4エンジンを搭載し、高速巡行をも得意とする小型GTを造る」
として、他のどのスポーツカーにも似ていない特異な車として誕生しました。
誕生から間もなく、数々のレースに参戦し好成績を収め続け、瞬く間に”ポルシェ”の名を世界に知らしめた名車です。
その後17年もの間、改良を重ねて造り続けられた356は主に【Pre-A】・【A】・【B】・【C】と4世代に分かれており現車はその最終モデルでディスクブレーキが初めて採用された【C】となります。
この個体は1963年11月にアメリカ仕様として生産された後、50年間アメリカで過ごし、数年前に西海岸のクラシックポルシェ専門店より日本へ輸入された1台。
ポルシェ本社が発行する”Cerificate of Authenticity”も発行されており、エンジン・ミッション・カラーが新車時から変更のない”オリジナル”であることが確認できます。
直近の整備で油脂類の交換や各部グリスアップ、ベルト、プラグ、クラッチケーブル、ブレーキパッド・ローター・ホース、ブッシュ、ベアリング等消耗している部品の交換、キャブ調整等基本的なメンテナンスを実施、その後往復1,000キロ以上のドライブをノントラブルで走破した機関良好な車両です。
生産から今年で55年を迎えるご老体ながら、その愛らしい姿と現代の車では感じられなくなってしまった、車と対話しながら運転する事の楽しさを味わえる車です。
”フルレストア車”と言われる車の様に、決して完璧な状態ではない個体ですが、その部分も含め、愛着を持って大切に所有していただけるオーナー様をお待ちしております。
装備詳細
| モデル年数 | 1964年 |
|---|---|
| 走行距離 | 不明 |
| ボディカラー | スカイ・ブルー |
| インテリアカラー | レッドレザー |
| 乗車店員 | 4名 |
| 登録(日本) | 2016年9月 |
|---|---|
| 車検 | 2019年9月 |
| 修復歴 | 有り |
| グレード | 356C |
| ワンオーナー | - |
スペック
| ミッション | 4速マニュアル |
|---|---|
| 最高出力 | 75ps |
| 型式 | -356- |
| 使用燃料 | ガソリン |
| 駆動方式 | RR |
| エンジン | 水平対向4気筒 |
|---|---|
| 過給機 | なし |
| 排気量 | 1600cc |
| 車両重量 | 890kg |