1人のアメリカ人ディーラー スタンレー・ハロルド・アーノルトとイタリアのカロッツェリア ベルトーネの出会いにより誕生したアーノルトMG TD2。
戦後間もない1952年のトリノショーにてベルトーネが出品し、そのショーの主役のひとつとなった”MG TDスペシャル”
その美しさに惚れ込んだアーノルトがベルトーネと手を組み、MG社からシャーシ供給を受け、アーノルトMG TD2としてわずか102台(クーペ67台・コンバーチブル35台)が市販されたと言われる大変希少なモデルとなります。
その美しく流れるようなデザインはベルトーネとその息子ミケロッティによるもの。
この車の生産はアメリカ・イギリス・イタリア3国が絡むプロジェクトであり、戦後急変する社会情勢により苦しい経営状態にあったと言われるベルトーネを救ったと言っても過言ではない自動車史においても重要なモデルとも言えます。
1台1台がベルトーネによりハンドメイドされたボディはスチール製、ドア、ボンネット、トランクリッドにはアルミを採用、インテリアには現代も最高級の革を供給するメーカーとして名高いコノリー社製のレザーをふんだんに使用しており、この車が当時高級なスポーツカーであった事を主張します。
またこの個体は過去に日本のクラシックカーラリーの最高峰である”ラフェスタミッレミリア”への出場歴や有名自動車誌への掲載歴、イタリアのクラシックカー協会(ASI)が認定する真鍮製のプレート、国際的なヒストリックカーラリーを統括する団体(FIVA)が発行する証明書も付属しており、ヒストリックカーの世界において一定の検査基準を満たした車両であることが証明されております。
今後も決して増えることはない貴重な車を大切に受け継いで所有していただけるオーナー様をマークスショールームにてお待ちしております。
装備詳細
| モデル年数 | 1952年 |
|---|---|
| 走行距離 | - |
| ボディカラー | ブルー |
| インテリアカラー | レッド |
| 乗車店員 | 2名 |
| 登録(日本) | 2001年5月 |
|---|---|
| 車検 | 2024年1月 |
| 修復歴 | 無 |
| グレード | - |
| ワンオーナー | - |
スペック
| ミッション | 4速MT |
|---|---|
| 最高出力 | 57PS |
| 型式 | - |
| 使用燃料 | ガソリン |
| 駆動方式 | FR |
| エンジン | 直列4気筒 |
|---|---|
| 過給機 | - |
| 排気量 | 1,250cc |
| 車両重量 | 1070kg |