現存するのは世界中で15台未満と言われる大変貴重なフィアット 508CS ベルリネッタ エアロダイナミカ ミッレミリアが入庫しました。
その名が示す通りフィアットがミッレミリアのために、当時508のスポーツモデルであった508Sバリラスポーツスパイダーをベースに、4速シンクロメッシュミッションやオーバーヘッドバルブエンジンを採用し、デザイナーのマリオレヴェッリデボーモンが当時最先端の技術を誇ったトリノ大学の空力研究所との共同開発により、世界初のティアドロップ型空力ボディーとして開発された。
この美しいティアドロップのボディラインは1937年に発表されたブガッティの名車タイプ57SCアトランティックにも大きな影響を与えたと言われる。
発表翌年の1936年5月に開催されたミッレミリアでは、同モデルで参戦したイタリア人ドライバー アルベルト・コミュラート氏がクラス2位・総合14位の好成績を獲得した。
現車は2000年代前半にアルゼンチンのクラシックカーコレクターが所有していた個体を、日本の著名なクラシックカーエンスージアストの仲介により輸入された車両。
その後2011~2022年頃にかけてエンジン、サスペンション、デフ等、各機関のメンテナンスを入念に実施しながら、数々のクラシックカーイベントを走破した実績を持ちます。
日本国内でのクラシックカーイベントへの参加はもちろん、”世界で最も美しい自動車レース”と称される(と同時に出場車種のハードルも最も高い)イタリア本国の1000 Miglia(ミッレミリア)の出場可能車両リスト”List of eligible cars”にも掲載される価値ある1台。
コレクションはもちろん、国内外イベントへの参加をお考えの方へお勧めしたい1台です。
装備詳細
| モデル年数 | 1935年 |
|---|---|
| 走行距離 | 不明 |
| ボディカラー | ブラック |
| インテリアカラー | ベージュ |
| 乗車店員 | 2名 |
| 登録(日本) | 2004年9月 |
|---|---|
| 車検 | 2年付 |
| 修復歴 | 無 |
| グレード | |
| ワンオーナー | - |
スペック
| ミッション | 4MT |
|---|---|
| 最高出力 | 36PS |
| 型式 | 不明 |
| 使用燃料 | ガソリン |
| 駆動方式 | FR |
| エンジン | 直列4気筒 |
|---|---|
| 過給機 | - |
| 排気量 | 1000cc |
| 車両重量 | 750kg |