当店ユーザー様よりポルシェ356Bスーパーが入庫しました。
世界最高峰のスポーツカーメーカー”ポルシェ”の元祖となる356は今からさかのぼる事70年以上前、ポルシェの創始者”フェルディナント・ポルシェ氏”により基本コンセプトを
「軽量・高剛性かつ居住性が高く、空力の良い車体にパワーは無くても効率の高いフラット4エンジンを搭載し、高速巡行をも得意とする小型GTを造る」
として、他のどのスポーツカーにも似ていない特異な車として誕生しました。
誕生から間もなく、数々のレースに参戦し好成績を収め続け、瞬く間に”ポルシェ”の名を世界に知らしめた名車です。
現車は通称”T5”と呼ばれる1960年モデルをベースに、ちょいワルなエッセンスを加えたアウトロースタイル。
まず目を引くのはリアの中央に鎮座する迫力あるセンター出しマフラー、これはポルシェが1960年にアメリカ・フロリダ州で開催されたセブリング12時間耐久レースに”718 RS60スパイダー”で出場し優勝した際の車両のマフラーをモチーフにした物で通称”セブリングマフラー”と呼ばれております。
このマフラーは見た目だけでなく、迫力あるサウンドと排気効率のアップによるレスポンスの向上を実現します。
次にマフラーの上部、エンジンフードには標準のグリルの左右にGTルーバーを備えたタイプのフードを装着し、冷却効率を高めております。
そのフード内部に収まる心臓部には長年に渡り数々のレースで実績を誇るレースエンジニアにより組み上げられたエンジンを搭載。
このエンジンは2022年に上記したレースエンジニアによりオーバーホールを実施したもので、エンジン内部のパーツひとつひとつを正確に計測した後、加工・調整をして、その職人の手により組み上げられておりますので、粒の揃った心地良い回転フィールをお楽しみいただけます。
そのエンジンに合わせるキャブレターは、標準のゼニス製32NDIXからひとつ上のグレードであったスーパー90に採用されていたソレックス製40PII-4へスープアップ。
他にもホイールは軽量・高剛性で定評あるテクノマグネシオ製、ヘッドライトにはレーシーさを演出するストーンガードを装着。
インテリアはモトリタ製のウッドステアリングや、ダッシュパネル中央にキルスイッチとスターターボタンを設置しております。
またエンジンのオーバーホールと同時期に、ボディパネルの全塗装、インテリアパネル・シート表皮・カーペットの張替え等内外装のリフレッシュも実施しており、現在も美しい状態を維持しております。
2022年の大掛かりなリフレッシュ以降も定期的なメンテナンスはきちんと実施されており、昨年には足回りのリフレッシュ(キングピン・リンクピン・ブッシュ類・前後ホイールシリンダー・前後ハブベアリング交換等)も実施されております。
前オーナー様が長年大切に所有されてきたこの356を受け継いでいただけるオーナー様を当店ショールームでお待ちしております。
装備詳細
モデル年数 | 1960年 |
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走行距離 | 不明 |
ボディカラー | シルバー |
インテリアカラー | ブラウン |
乗車店員 | 4名 |
登録(日本) | 1990年4月 |
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車検 | 2026年4月 |
修復歴 | 無 |
グレード | 1600S |
ワンオーナー | - |
スペック
ミッション | 4MT |
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最高出力 | 75PS |
型式 | 356B |
使用燃料 | ガソリン |
駆動方式 | RR |
エンジン | 空冷式水平対向4気筒 |
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過給機 | - |
排気量 | 1600cc |
車両重量 | 850kg(車検証記載) |