58′ AC Aceca-Bristol

イギリスの老舗自動車メーカー、ACカーズの名車”AC　ACECA”（エーシー・アシーカ）が入庫しました。

レーシングデザイナー”ジョン・トジェロイ”のデザインによる美しいボディラインにオープンボディの”エース”とは異なる豪華なインテリア、エンジンは当時としてはハイパフォーマンスな125hpを発生する名機”ブリストル100D”を搭載した大変希少な1台です。

現車は元々、英国のACカーズクラブの方が所有されてみえた由緒ある車両。2016年に内外装のリフレッシュや各機関の修理・調整を実施後、数々のクラシックカーラリーを完走した実績ある車です。

また、ボディ、エンジンのシリアルナンバーもマッチングしており、ヒストリックカーを国際的に統括する”FIVA”が発給する証明書を発行することも可能です。

一見、ラグジュアリークーペのような美しいデザインとは裏腹に、その構造は本格的なスポーツカーである事がうかがい知れるスチール製の強固なパイプフレームで形成され、職人によりハンドメイドされたアルミ製ボディが被せられています。

エンジンはフロントホイール軸の後方、バルクヘッド側へ極力寄せて搭載されたフロントミッドシップ構造、トラクションを最大限に稼げるよう、シートはリアホイール軸の直前に位置します。　

まさに現代のスポーツカーのお手本のようなその構造と、同年代のポルシェで言えば356カレラGTの上を行くエンジンパワーを持ち、どこまでも気持ちよく快音を響かせて回るBMWストレート6の元となったブリストル100Dエンジン。この車のドライブが楽しくないはずがありません。