ALFA ROMEO Giulietta Sprint Speciale 1961 one of 1366

イタリアのカーデザイナーフランコ・スカリオーネがベルトーネ在籍時代に手掛けたアルファロメオの傑作車。アルファロメオ・ジュリエッタスプリントスペチアーレが入庫しました！空力特性を考慮したデザインは当時の最先端技術が採用され、最高速度は200km/hという高性能さを誇りました。

1957年～1962年にかけて1366台が製造され、当個体は1961年製となります。​クラシックカーラリーに出場できるように、マップショットの配線もすでに施工済みですので本体さえご用意頂ければすぐに利用可能です。

代々オーナーによって引き継がれた個体は、幾度となく手が加えられ現在に至ります。詳細な記録は一冊のファイルに綴られており、H3年にエンジンOH、H20年~21年にかけて現在の姿となるホワイトボディからのレストアの記録がございます。またその過程は画像でも確認することができます。その他電装関係、ミッションも同時期にOHされています。

新車同様までに復活した個体は、レストア完成後8年の歳月を経過していますが、前オーナーにより大切に使用および保管されておりましたので、現在でも完璧なコンディションと言えます。

さらには、H29年にエンジンOHを実施。電装関係、キャブレターなど各部調整も含め完了しており、次のオーナーへ準備は万全と言ったところです。

H29年にエンジンOHを行ったエンジンはストレスなく始動、スムーズに高回転まで気持ちよく吹け上がります。オリジナルmarmitte ABARTH（エキゾーストマニホールド）も健在で、付け根には”ABARTH”の刻印がございます。（センターパイプよりテールエンドまではオリジナルではなく新たに製作したマフラーとなります）

限られたスペースでエグゾーストを同じ長さにすることは至難の業なんですが、4気筒のパイプの太さを変えて同じ容量にしようとする手法などはデザインだけではなく、各部の丁寧に作り込みしてあるところがエンスー達を虜にさせる要因ですね。