大変貴重な”1967年 ランチア フラミニア スーペルスポルト(スーパースポーツ) 3C ザガート”が入庫しました。
現車の発売当時、ランチアは世界でも屈指の最先端技術を持った高級自動車メーカーでした。
そんなメーカーのフラッグシップモデルであったフラミニアクーペをベースに名門カロッツェリア”ザガート”が造った叩き出しのアルミボディをまとった特別仕様がこのモデルとなります。
ザガートのアイデンティティとも言えるダブルバブルルーフが採用されたその美しいボディラインは当時ザガートのチーフデザイナーであったエルコーレ・スパーダによるもの。
今回入庫した個体はその中でも生産台数わずか187台(150台説もあり)が生産されたと言われる後期モデル。
その走りは現代の高級スポーツカーにも多く採用されるトランスミッション本体を車両後方に搭載するトランスアクスル方式にインボード式のリアブレーキを採用し、車両前後左右の重量配分を最適化することにより、フロントにV6エンジンを搭載した車とは思えないほどステアリングは軽く正確に路面からのインフォメーションを伝えてくれます。
また2.5Lであった初期モデルより2.8Lへアップされた排気量と3つのウェーバー製キャブレターにより最高出力は152HP/5600rpmとなり、その最高時速は210km/hを誇ります。
当個体は過去にヨーロッパでフルレストアが実施され、2017年にはベルギーにてFIVA(国際的なヒストリックカーの連盟組織)が発行するIDも取得済み。この車がオリジナル性の高い状態で維持されている事が証明されています。
その後日本へ輸入され、国内でのナンバー取得やキャブレターのオーバーホール等各部にメンテナンスを実施。当時世界でも名だたる自動車メーカーであったランチアである事に思いを馳せながらドライブする事が可能な状態で現在も維持されております。
他にも当時の取扱説明書やカタログ、一部レストア時の写真や資料、ヨーロッパでの登録証明書等この車の歴史を感じられる貴重な資料も保管されています。
歴史的な工業遺産と言っても過言ではないこの車を大切に引継いでいただけるオーナー様をお待ちしています。
装備詳細
モデル年数 | 1967年 |
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走行距離 | 不明 |
ボディカラー | グレーM |
インテリアカラー | ブラック |
乗車店員 | 2名 |
登録(日本) | 2020年8月 |
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車検 | 2023年8月 |
修復歴 | 無 |
グレード | |
ワンオーナー | - |
スペック
ミッション | 4MT |
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最高出力 | - |
型式 | - |
使用燃料 | ガソリン |
駆動方式 | FR |
エンジン | V型6気筒 |
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過給機 | - |
排気量 | 2,775cc |
車両重量 | 1,360kg (Unladen weight) |