1958 PORSCHE 356A

1958年式 ポルシェ 356Aが入庫しました。
今回入庫したこの356は前オーナー様がしっかり走りを楽しめるよう入念に造り込んだ1台。

​まずボディは錆で腐食した部分を鈑金溶接後、防腐処理を実施しメルセデスベンツ純正塗装色であるサンドベージュにて全塗装を実施、その際ボディパネルはもちろん、全ガラスも取外し入念に作業が実施されております。

他にもライトベゼルや前後グリル、ボンネットモール等を半ツヤのブラックで塗装することにより引き締まった印象を与えています。

​インテリアは外観のイメージに合わせてメーターパネルや天張、シート、カーペットまで全体的にブラックで張替えや塗装を実施。クラシックな雰囲気も残しつつしっかりとスポーツ走行が可能なコックピットとなっています。​

そんなしっかりとしたボディに搭載されるエンジンは67年モデルの912用90馬力仕様、トランスミッションは356B用741型にクイックシフターを装着しポルシェセンターにてオーバーホール後搭載、その際クラッチディスクの張替えやフライホイールの軽量化も実施しております。

​他にもウェーバー製キャブやワンオフ製作されたチタン製エキゾーストマニホールドとマフラーを装着、ハーネスの引き直しや12V化を実施。

続いて足廻りはリンクピン・キングピン・タイロッドエンド等の交換、ブレーキはマスターシリンダー・4輪ホイールシリンダー・ブレーキシュー・ブレーキラインの交換を実施、ホイールは軽量・高剛性で定評のあるテクノマグネシオをセット。

そのレストアやカスタム費用の総額は800万円を超えます。見た目だけでなくしっかり走りも楽しめる356。
​そのディティールをぜひマークスショールームにてご確認ください。