ポルシェ初の量産車356の最終モデル”356C SCカルマンクーペ”が当店ユーザー様より入庫しました。
世界的に名の知れたスポーツカーメーカー”ポルシェ”の元祖となる356は、今からさかのぼる事70年以上前、ポルシェの創始者”フェルディナント・ポルシェ氏”により基本コンセプトを
「軽量・高剛性かつ居住性が高く、空力の良い車体にパワーは無くても効率の高いフラット4エンジンを搭載し、高速巡行をも得意とする小型GTを造る」
として、他のどのスポーツカーにも似ていない特異な車として誕生しました。
誕生から間もなく、数々のレースに参戦し好成績を収め続け、瞬く間に”ポルシェ”の名を世界に知らしめた名車です。
その後17年もの間、改良を重ねて造り続けられた356は主に【Pre-A】・【A】・【B】・【C】と4世代に分かれており、現車はその最終モデルでディスクブレーキが初めて採用された【C】の高性能バージョンである【SC】となります。
この個体は1964年6月に生産された後、アメリカへ輸出され2010年に日本へ輸入され登録された車両となります。
ポルシェ本社が発行する”Cerificate of Authenticity”も取得されており、その証明書からエンジン・ミッションはもちろん、各ボディパネルに到るまで全て新車時より変更されていないオリジナルである事が確認されております。
日本に輸入される以前にアメリカにてレストアが実施されたこの個体は、純正本来のレザーインテリアよりも上質な本革をふんだんに使用して張替えられており、その質感の高さは特筆モノです。
また深みのある落ち着いたアイリッシュグリーンのボディと相性の良いフォーン(ブラウン)レザーインテリアは、元々美しいデザインである356の印象をさらにお洒落に魅せてくれます。
もちろん見た目だけでなく、機関も歴代オーナー様により356では定評あるショップ様にて入念に実施されております。
SCエンジンならではのトルク感ある走り、その走りを受け止める足回りは数年前にコニー製クラシックショックに交換済み、その際ブッシュ類も交換済み、他にも細部に渡るまで入念な整備が実施され、356本来の走りをご体感いただける貴重な1台となります。
装備詳細
モデル年数 | 1964年 |
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走行距離 | 不明 |
ボディカラー | アイリッシュグリーン |
インテリアカラー | フォーン(ブラウン) |
乗車店員 | 4名 |
登録(日本) | 2010年12月 |
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車検 | 2019年12月 |
修復歴 | 有り |
グレード | 356SC |
ワンオーナー | - |
スペック
ミッション | 4速マニュアル |
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最高出力 | 95ps |
型式 | −356cc |
使用燃料 | ガソリン |
駆動方式 | RR |
エンジン | 水平対向4気筒 |
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過給機 | なし |
排気量 | 1600cc |
車両重量 | 890kg |