1971 Porsche 911S 2.2

1971年モデル ポルシェ 911S ミツワ自動車正規ディーラー車が入庫しました。

現在もその車名やリアエンジン・リア駆動という基本コンセプトを変えることなく生産されている言わずと知れた世界で最も有名なスポーツカー ポルシェ 911。

その原点であり日本では通称ナローと呼ばれる初代911シリーズのカタログトップモデルが今回入庫した911Sです。

ポルシェ初の市販車である356シリーズの後継モデルとして1964年より販売を開始した911シリーズ。

発売当初は2.0リッターの空冷水平対抗6気筒エンジンにソレックスキャブを搭載、その後毎年のようにリファインが加えられホイールベースの延長やフェンダーパネル形状の変更、キャブからメカポンと呼ばれるボッシュ製機械式インジェクションへの変更、エンジンは70年より2.2リッターとなり最終型の72〜73年モデルでは2.4リッターへと進化を遂げます。

​その為この世代の911はモデル年式毎にそれぞれ走りの個性が違うという面白味があります。

今回入庫したこの911Sはボディ形状やホイールベースは最終型と同じながら、最終型より200cc排気量の小さいエンジンを搭載。

最高出力こそ2.4リッターには劣りますが、その反面高回転まで軽快に吹け上がるエンジンの気持ち良さが魅力のモデルとなります。

ボディカラーは長い歴史の中でオリジナルのシグナルオレンジよりブラックへ変更されてしまっておりますが、エンジン・ミッションは新車出荷時のままのオリジナル。

またメカニカルインジェクションもオリジナルの911S用となります。

ミツワ物・マッチングナンバー、さらには2桁33ナンバーと希少価値の高い1台をマークスショールームにてご確認下さい。